機械.06
ぐらぐらと足元が揺れ、司は壁から背中を離した。
揺れと揺れの間隔は、どんどん短くなっている。
「……もう限界か」
もう保たないなら。
この都市が崩壊するなら、何としてもあの二人だけは逃がさなくては。
様々な脱出ルートを頭の中で思い描く。
この状況では、どれだけ使えるかは分からないが。
唇を噛んで走り出し、しばらく行った所ではっとして立ち止まる。
「あれは……!?」
また揺れが来る。
限界が、近い。
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Reservoir Amulet