機械.08
床に座り込み、シズマを見詰める。
きっとここ最近、まともに休んだ事など無かったのだろう。
たった一人仲間を裏切る事を決断し、孤独な戦いに出たこの人は。
そして今、こうして冷たい床に膝をついたこの人は。
きっとずっと何処かで自分を責めて。
寂しくて。
寂しくて。
「大丈夫ですよ。……もう、大丈夫ですよ」
だから泣かないで。
もう泣かないで。
「大丈夫ですよ。いつだって、貴方は一人じゃありません」
破片が降って来る中、瞳を閉じてそっとシズマの唇に口付ける。
いつだって、一人じゃない。
一人にはしないから。
これまでずっと悲しかった貴方には、きっとこれから優しい幸せが待っているから。
側にいる、ずっと。
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Reservoir Amulet