夢の終わり.04


シードジェス学院の講堂は、今日の発表を聞きに来た人でいっぱいだった。

生徒の研究成果を発表する場だが、中には都市庁の職員も幾人か混ざっているという噂もある。

優秀な生徒を都市庁へと勧誘する為だろう。

鎮真と要、そして海斗も客席に座って始まるのを待っていた。

「春日さんは一番最後でしたね。様子を見に行かなくて良いんですか?」

「大丈夫だろ、あいつなら」

そう言った鎮真を、カメラの準備をしていた海斗がちらりと見る。

「そろそろ始まる頃かな?」

「ああ、そうだな」

やがて闇に包まれる会場で、これから何が起こるのか。

何事も無く、終われば良いけれど。





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