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此処で散った後、自分の全ては消えるだろうか。

滅び行く生命には、希望の一つも無いのだろうか。

皆、皆、ただひたすらに。

怪鳥の目を見据えたままのその時間は、ほんの一瞬だったかもしれない。

しかし永遠のように感じた時の中で。

自分は死ぬのだと認識しながらも、心はたった一つの事実だけを繰り返し叫んでいた。

生きる全てはただ必死に、ひたすらに。

散るその時まで、生きているんだ。

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Reservoir Amulet