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これまでに絶滅して来た、数知れない種のように。

いずれは存在すらも忘れ去られる。

何一つ残さず、消えて行く。

強いものが世界を支配し、弱いものはやがていなくなる。

人が支配していた時代は過ぎ去ったのだ。

しかし、その中であっても。

滅びへと進む中、絶望へと落ちる中。

そんな状況でも、必死にひたすらに。

奪い傷付け、奪われ傷付き。

犠牲を知り、犠牲になる方の痛みを知り。

大きな矛盾を抱えながらも、ただ単純に。

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