水を一口飲んでから、更に続ける。

「これまでは、こういう事は別の人に相談してたんだけど。今回はその人が『この方がたに頼んでみると良いでしょう』ってお前と結崎さんの名前を出して来たからさ。心底驚いたよ。まさか荷葉が、こういう事を解決して来たとは知らなかったし」

その話を聞きながら、荷葉と顔を見合わせる。

一体誰が、自分達がしている事を知っていると言うのだろう。

「結崎さんのことは知らなかったけど、荷葉の恋人なら納得だよ。あの人達も、二人で不思議な事を見て来たんだし」

「ちょっと待て。あの人って誰だ?どうしてその人が桔梗さんや僕を……」

「あー、そういう細かいところに突っ込んでも無駄だって。あの人はそういうのを飛び越えてる存在だから」

当然の疑問を、守はあっさりと流した。

そして運ばれて来たまぐろ丼に醤油をかけながら、改めて口を開く。

「荷葉と結崎さん。詳しい資料は後で渡す。調査を引き受けてくれるか?」

荷葉と再び顔を見合わせた後、頷きを返す。

「有り難う!宜しくな!」

ほっとしたように礼を述べて美味しそうにまぐろ丼をかき込む守を眺めながら、思考を巡らせる。

何か得体の知れない大きなものに巻き込まれて行くような気がする。

まだ知らない何処かで、何が動き出そうとしているのだろう。

自分達に、何をさせようと言うのだろう。







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