戦いの夜.03


「ここ最近、急にあれが強くなってさ。おまけに集団で出る事が多いから、正直手を焼いてるよ。でも、有り難いのは」

息をつき、辺りを見回しながら続ける。

「此処を襲っては来ない事かな。どうしてかは分からないけど、この中にいれば安全だから。もしも倒せなくても、怪我をしても、此処まで逃げられれば助かる」

そう言うと、霄瓊の方に視線を戻して笑ってみせた。

「だから、そんな顔しないで笑ってよ。霄瓊ちゃんは笑顔が一番似合うんだし」

「……はい」

「うんうん、やっぱり可愛い女の子の笑顔が最高の癒しだな!」

満足そうに頷いてから、静嵐を見てにやりと笑みを浮かべる。

「おっ?どうした、静嵐。不機嫌そうな顔だなあ。もしかして妬いてるのか、このこの!だったら俺を見習って気の利いた言葉を言ってみるんだな」

- 118 -






[*前] | [次#]

しおりを挟む

表紙へ

ページ:



Reservoir Amulet