戦いの夜.04


「…………」

益々不機嫌な顔をした静嵐に、霄瓊は慌てて言う。

「静嵐はいつもそういう顔ですよね。感情を表に出しませんから。本当は色々考えているのに」

「へええー。霄瓊ちゃん、こいつの事分かってるんだな!」

「え?いえ、そういう意味では……」

口ごもった霄瓊が、一瞬静嵐に目を向けて俯いた。

しかしすぐに顔を上げ、いつもの微笑を浮かべる。

「半年以上も一緒にいるんですから、それ位は当然ですよ。ね、静嵐?」

ね、と言われても、どう答えれば良いのか分からない。

結局静嵐は溜息をついて、外に向かって歩き出した。

「行くぞ」

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