戦いの夜.10


ただ、飢え死にでもされたら気に障るから何となく餌をやっているだけだ。

決して、霄瓊の言うような優しいからという理由などではない。

しかし霄瓊は全く聞いていない様子で話を続ける。

「本当は飼えたら良いんですけど、アパートでは無理ですから残念ですよね」

「…………」

「静嵐は動物、というか弱いものに優しいんですよね。だから、此処では生き物と戦わなくてはならなくて、本当は辛いでしょう?」

「…………」

最近はどうもこの娘に弱味を握られているようで勘に障る。

一人で話している霄瓊を放って足を速めた時、生き物の気配を感じた。

凄まじい勢いで、こちらに向かって来る。

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Reservoir Amulet