戦いの夜.11
静嵐は、咄嗟に後ろにいる霄瓊を右腕で抱えて跳躍した。
その瞬間に、今まで二人が立っていた地面から砂が巻き上がる。
現れたのは、巨大な生物だった。
大きな蟻のような姿を見て、霄瓊が呟く。
「あれは初めて見ました。静嵐はどうですか」
「同じだ」
少し離れた場所に霄瓊を下ろしながら、静嵐は短く答えた。
これはやはり、人に牙を向く世界の激しさが増しているという事か。
だが、どうであろうと関係無い。
「倒すぞ」
「……はい」
言い放って生き物の方に向き直ると、先程までとは全然違う声が応じた。
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Reservoir Amulet