戦いの夜.19
「どんな思いも願いも、強ければ簡単には消えない。だからこそ」
地響きに足を止め、銃を構える。
砂の中から現れたのは怪鳥【かいちょう】と呼ばれる生き物だった。
羽を持たず、空を飛ばず。
奏でる歌さえも忘れ、獲物を捕らえる事だけに特化した。
哀しき鳥の姿。
霄瓊は怪鳥の動きを見据えて銃を撃った。
血と体液を振り撒きながら倒れた怪鳥を見て顔を歪める。
「いつまでも心を縛り、不幸を生む事さえある。それでも、それを悔やまない程に熱く静かに燃える」
心の奥深くで燃え上がる静かな嵐がある事を知っているから。
その為に全てを捨てた潔さで、越えて行く。
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Reservoir Amulet