クリスマス.03


霄瓊はきらきらと眩しい街から目を背け、店の方へと向き直った。

とにかく今は、気持ちを切り換えて仕事に励まなければ。

ドアを開けて中に入ると、すぐに穏やかな声が掛かった。

「ああ、霄瓊さん。今日もご苦労様です」

「こんにちは。あの、お休みを頂いてしまってすみませんでした」

「いえいえ、全然構いませんよ。どうせ暇ですしねえ」

そう言いながら、黒曜は読んでいた本をカウンターに置いて目を上げた。

そして、霄瓊を見て絶句する。

「どうしたんですか、霄瓊さん!その怪我は!」

「え?」

「え?じゃないでしょう。交通事故にでも遭ったんですか?」

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