鎖.09
もう付き合いきれないと息を吐いた静嵐に目を向け、黒曜も口を開く。
「僕も嬉しいですよ。君は本当に素直じゃありませんからね」
「ですよねー、黒曜さん!お互い苦労しますよね!」
「…………」
静嵐の周囲の温度が、確実に下がった。
「あ、あのっ、湧碕さん!そろそろ皆さんのお食事を用意する時間ですよね。私、お手伝い致します」
危険を感じた霄瓊が急いで話を逸らすと、湧碕は嬉しそうに笑った。
「おっ、本当?そりゃあ助かるよ」
「ではその間、僕達が見張りを代わりましょう」
申し出た黒曜と険しい表情の静嵐を見比べて、霄瓊が頷く。
「分かりました。二人だけで話したい事もありますよね。お食事を用意出来たら持って来ます」
「有り難う」
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