秘密.05
誰にも秘密の二人の時間は、静かに穏やかに積み重ねられた。
霄瓊は料理の腕を確実に上げ、やがていつも口に合う好みの食事を作ってくれるようになった。
しかし彼女自身は味見の時に少し口を付けるだけで、一緒に食べようとはしなかった。
「私は、駄目なんです。病院で出して頂く食事以外は食べてはいけないんですよ」
当然の疑問を感じ取ったのか、何でも無い事のように笑ってそう言った。
話してくれるのを待とうとは決めていたけれど、それでも変だとは思った。
どうして霄瓊は此処にいるのか。
こんな環境でずっと入院しているのなら、それだけの資金が必要だろうに。
誰一人見舞いに来る事も無く、霄瓊もそれを分かり切った事と言うように受け入れている。
それに、気になる事実もあった。
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Reservoir Amulet