秘密.06


「ごめんなさい、静嵐。私、明日からまた検査なんです。だから、三日間位はお会い出来ないんです」

彼女がそう告げて頭を下げる回数が増えて来たのだ。

以前から、週に一度は定期検査があると聞いていたけれど。

最近はその検査の数が多くなり、更に期間も長くなった。

検査なのだから、元気になる為に受けるものだと思っていたのに。

実際には終わった頃に行ってみると、霄瓊はいつも以上に白い顔でベッドに力無く横になっている。

「あ……。来てくれたんですね。すみません、今日は何も作れなくて……」

疲れ切った様子で無理に笑顔を作って起き上がろうとするのを制して、ベッドの傍らに腰を下ろす。

そっとその小さな手を握ると、霄瓊は安心したように目を閉じた。

しばらくして、規則正しい寝息が聞こえ出す。

儚くて今にも消えてしまいそうな横顔を見詰めながら、白いシーツに流れる髪に触れる。

同時に強く愛おしさが込み上げて、握った手を自分の額に付けた。

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