秘密.07


もしもこの世に神がいるのなら、どうか。

どうか、この少女を助けてほしい。

そう祈らずにはいられなかった。

この心の優しい少女が、どうしてこんな所にいなければならない。

こんな所に閉じ込められて、苦しんでいなければならない。

霄瓊は自分では絶対に、苦しいとか辛いなんて言わないだろうけれど。

同じ年頃の他の娘達は、学校へ行って友達と遊んだりしているのに。

どうしてこんな不公平な事が許されているのか。

自分では、側にいる事しか出来ないから。

彼女が決して語らずに、一人で抱え込んでいる秘密を解く力にはなれないだろうから。

この世にいるのなら、どうか神よ。

この少女に慈悲の一雫を恵んでほしい。

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