決意.10


「では、具体的にはどうやって未来を変えるつもりですか?」

そう訊くと、静嵐が霄瓊の方を見た。

「気になる事がある」

「静嵐?」

「…………」

見詰め返した霄瓊から目を逸らし、黙り込む。

「分かりました。今は話せない事なんですね」

霄瓊は理解したというように頷く。

「でも私に何か出来る事があったら、仰って下さいね」

「……ああ」

今まででは考えられないような優しい瞳をした静嵐と、柔らかな笑顔を浮かべる霄瓊を見ていると。

例え色々な問題があったとしてもお節介をやいて良かったと思える。

この先何が起こるかは分からないけれど、せめて今は二人一緒にいられる慰めを。





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