決意.13


繋いだ手の温もりを感じながら、静嵐はふと思った。

今までに無い最強の二人。

確かにそうかもしれない。

天使と悪魔が協力する事など、今までに無かっただろう。

人間では不可能な事であっても、この二人なら或いは。

もしかしたらその為に、自分達は共にいるのだろうか。

不可能に思える程困難な、未来を変えるという問題を可能にする為に。

滅び行く人間の未来を変える為に。

『私達がこうして過ごした一時も、いつか永遠に世界を動かす営みの一つとなるかもしれません』

かつて霄瓊が、優しい永遠を夢見て語ったように。

『貴方が私の所へ来てくれて、出会ってこうしていられる。その全てが無駄ではなくて永遠に残って行くと』

もしも全てに意味があるのなら。

昔、人間だった頃の自分が何度も死のうとして死ねなかったのも。

そうした中で霄瓊と出会ったのも。

霄瓊が悲惨な終わりを迎えたのも。

全ては、その目的に繋がるのだろうか。

自分が霄瓊を、こんなに愛しく想うのも全ては。

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