08
霄瓊は頷いてから、何も訊かずに微笑んで静嵐を見上げる。
「あの、お気を付けて」
「……ああ」
続いて黒曜にも頭を下げた後で、霄瓊が湧碕と共に立ち去る。
二人の足音が聞こえなくなると、黒曜は探るように静嵐を見た。
「用とは何ですか?彼女に知られては困る事ですか」
「来れば分かる」
静嵐はそれだけ言って歩き出す。
その態度から何かを感じ取ったのか、黒曜も黙って後に続いた。
地下へと続く階段を下り、やがて水で満たされた場所に着く。
静けさをたたえる水面を見詰め、黒曜が目を細めて呟いた。
「霄瓊さん……?」
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Reservoir Amulet