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或いはそれは、霄瓊との想い出を持たないままの自分なのか。

それなら彼女を見捨ててもおかしくないのかもしれない。

そうだとしたら、今全てを知って此処にいる事で既に流れは変わり始めているのか。

しかしそれでは、人間の向かう未来を変えるという大局への流れと矛盾する。

天使と悪魔が手を取り合い協力して動かせる問題の解決には、今の状況が無くてはならない。

やはり、そう単純な事ではないのだ。

そして幾つもの意志があり複雑に絡まっていても、その全てを飲み込む程大きな流れがあるのなら。

まだ流れに狂いは無いのなら。

いずれ来る時を、此処にいる自分は許しはしない。

守らなければ、大切な存在を。

今起きている霄瓊も、眠っている霄瓊も。

大きな流れに逆らってでも、守りたい。

大切な存在を。





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