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(貴女は……)

『私の声に応じてくれて有り難う、霄瓊』

直接胸に響く声は、先程まで呼んでいたものと同じだった。

『私は貴女と同じだから。呼べば届くと信じていたんです。今は夢の中で、貴女の意識と話しているんですよ』

水に髪を揺らす少女はそういうと、真剣な瞳で霄瓊の手を取った。

『貴女と貴女の大切な人、静嵐にはこれからも大きな決断が迫られる時が来るでしょう。でも忘れないで。何があっても想いは強い事を。それは生も死も、時間の流れさえも越えるんです』

静かに語られる内容と憂いを帯びた眼差しに、胸が騒ぐのを感じた。

(貴女は、ずっと此処にいるんですか?)

心の中の問い掛けも届いたようで、もう一人の自分は頷く。

『はい。私はずっと此処で、この場を守って来たんです』

(一人で、今も……?)

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