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彼は無口で冷たい印象を与え易い。

しかし本当は、とても優しい人だ。

それでも、心配させてしまっていると分かっていても、あの頃の自分は何も話せなかった。

それが余計に心配を募らせると分かっていても、何と言えば良いのか分からなかった。

今も静嵐は口には出さなくても、とても心配してくれているのだろう。

そしてやはり、自分は何も話せない。

その時が来るまで、これだけは隠しておかなくては。

昔の沈黙は後になって、ただ彼を傷付け苦しめるだけの結果になってしまったけれど。

今回は、未来の為に。

これから待ち受ける未来を変える為に。

今はまだ何も言えないけれど、その代わりに。

霄瓊は静嵐の大きな手に、そっと自分の手を重ねた。

驚いたように向けられた瞳に微笑み掛ける。

「今日は頑張りましょうね。怪我をされている皆さんの分まで、狩りをしておかないとなりませんから」

「……ああ」

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