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言葉は無くても温もりが心を満たしてくれる事を、貴方が教えてくれたから。

重ね合う熱で、少しでも貴方の心配や不安を減らせたらいい。

哀しい別れもあったけれど、今はこんなに近くにいられるから。

手を繋いだまま下に降りて行くと、既に来ていた黒曜と湧碕がこちらを見た。

「おっ、静嵐に霄瓊ちゃん!おは……」

言い掛けて、固く結ばれた手に気付いて言葉を切る。

きっと物凄くひやかされるだろうと覚悟した二人に向かい、湧碕はただ穏やかな笑みを浮かべた。

「おはよう。今日は良い朝だな」

「……え?あっ、はい。そうですね」

予想と違う反応に戸惑いながら、霄瓊が頷く。

黒曜も何も見なかったかのように、いつも通りの挨拶をする。

「おはようございます。よく眠れましたか?」

「はい。あの、黒曜さん」

「どうしました?」

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