崩壊.07


「本当か?」

静嵐は驚いて霄瓊を見返した。

「どんな事だ?何を言えば良い」

「そ、それは訊かないで下さい」

「何故だ」

尋ねられた霄瓊は、頬を染めて目を逸らす。

「私も善処しなければならない事ですから」

「……?」

訝しげな表情をした静嵐を見て、黒曜が呆れたように息をつく。

「全く君は鈍感ですね。何年生きているんですか。もっと女性の気持ちに聡くならなくてはいけませんよ」

「…………」

静嵐は相変わらず怪訝そうな顔のまま考え込む。

そこでまだ顔を紅潮させている霄瓊が、急いで話題を変えた。

「あの、黒曜さん。此処に何か御用なんですか?」

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