目覚め.05


水底の少女は、眠りながらも異変を感じ取っていた。

自分の守る力が、もう限界だという事も。

かつて自分が直面した選択が、今まさに時の向こうで下されようとしている事も。

(霄瓊……)

以前夢で話した、もう一人の自分を思い浮かべる。

それから、大切な大切な人の姿も。

(静嵐)

眠りの静けさが破られる。

この地を守り続けて来た力が、途切れてしまう。

綻びで、二つの時間が繋がる。

水の中で、少女の瞳がゆっくりと開いた。

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