目覚め.22


共に在る未来を築くには。

胸の痛みが消える訳では無いけれど。

でも、此処で終わってしまうのではないから。

全ては、未来への希望を繋ぐ為に。

静嵐の視線を受けた霄瓊が瞳を閉じ、刻印の力で悪魔の力を解放する。

放たれた力が静嵐の中を巡り、その背に漆黒の翼を生えさせた。

「俺は霄瓊が目覚めるまで、時の裂け目に自分を封じる。そして、想いと力を育てながら待つ」

時が来るのを。

時が流れ廻り歪んで、再びこの時が訪れるのを。

「今まで何人もの私達がこの時を迎え、その度に同じ選択をして来ました。いつか滅びへの道を変える力となるまで、未来と現代の時が混ざり合うこの一時に全てを託して」

「力と想い、全てを引き継いで来た。だから、これが終わりじゃない」

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