目覚め.24


二人共に在る未来の為に、しばらく離れる事になるけれど。

「次に此処に来る私達を信じましょう」

「時が歪み綻ぶこの一瞬が、きっと未来を変える瞬間を与えてくれる」

それまでは、暫しの別れだ。

再び別れと誓いの口付けを交わして、体を離す。

静嵐の後ろに新しい綻びが生じた。

その中に自ら身を投じ、悪魔は己を封じた。

白い翼が霄瓊の体を包み、淡く光る膜が出来る。

満ちて行く水の底で、天使は眠りについた。

契約の刻印が、二人を繋ぐ証となって。

ただひたすらに、未来を変えられる時を夢に見て。

愛しい人の面影を描いて。

長い時間を待ち続けた。

崩壊の時が訪れ、眠りの静けさが破られるその時まで。





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