目覚め.26


「迷うなよ。静嵐と霄瓊ちゃんは、やっぱり一緒じゃなきゃ駄目だろ!」

不意に声が響いてそちらを見ると、繋がった時の向こうの湧碕が笑っていた。

彼らしい微笑みで、自信たっぷりに言い切る。

「一緒にいたいなら、一緒にいればいいんだよ。それだけで、幸せなんだからさ!」

「その通りですよ。僕は、君達を信じていますから」

黒曜はそう同意して、美鈴の側へと移動して続ける。

「君もそうですよね、美鈴さん。だから霄瓊さんを地上へ送ったんでしょう。彼等は僕達に似ているから、止める事なんて出来なかった」

「……そうね」

美鈴は黒曜と寄り添い、静嵐と霄瓊に視線を向けた。

「貴方達と私達はよく似ているけれど、違う。貴方達は強いわ。何もかもを受け止めて前へ進むその強さが再び巡り会う力となって、離れていた黒曜と私も変えてくれた。だから」

穏やかな瞳で優しく美鈴は語る。

まるで、二人の母親のように。

「だからきっと、歪んだ流れさえも本当に出来る。選んで良いのよ。心のままに、拓く道を」

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