報いの雨.14
砂の中から現れた巨大な蛇のような生き物が、二人に目掛けて襲い掛かる。
それを素早くかわした静嵐は、砂の上に僅かに残る瓦礫の陰に霄瓊を降ろした。
そして、追って来た生物の方へと向き直る。
これは、この地に住む人々から強蛇【きょうじゃ】と呼ばれている生き物だ。
静嵐の後ろで、霄瓊が上着を脱いで刻印を覆う布を取り去る。
目には見えない鼓動が、二人を繋ぐ。
体に満ちて来る力に、静嵐が笑みを浮かべる。
それと同時に霄瓊の声が響いた。
「静嵐、あれを倒して!」
彼女の意志により解き放たれた力は、静嵐の体を駆け巡って手足を突き動かす。
向かった来た強蛇の一体をかわし、一撃で地に沈める。
瞬時に体の向きを変え、もう一体も倒した。
終わったと思って着地した途端、地面から現れた強蛇が霄瓊の方へと向かう。
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Reservoir Amulet