報いの雨.15
「ちっ!」
思わず舌打ちをして急いで追い掛ける。
襲われた霄瓊が動揺すれば、それは静嵐にも伝わる。
思うように力を発揮出来なくなってしまうのだ。
見上げる程の巨大生き物がその尾を振り、霄瓊の頭上をかすめる。
瓦礫が崩れ、破片が彼女の髪や肩に降り掛かる。
「…………」
しかし予想に反して、静嵐には少しも心の揺れが伝わって来なかった。
今まさに自分を狙っている強蛇が目の前にいるのに、その瞳は全く変わらず強く静かな光を宿している。
両手を胸の前で祈るように組んだまま微動だにせず、静嵐にひたすら命令を出し続ける。
あれを、倒せと。
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Reservoir Amulet