報いの雨.22


「いいよいいよ、場所だけ教えてくれれば。二人は疲れてるだろうし、ゆっくり休んでろよ。女の子に無理させる訳には行かないしな。なあ、静嵐?」

同意を求められた静嵐は、何も言わずに奥へと歩き出した。

霄瓊が慌てて、先程戦った場所を湧碕に伝えて後を追う。

与えられた部屋に戻るとばかり思っていた霄瓊は、静嵐が階段を上らずに下り出したのを見て目を見張った。

かつては駐車場として使われていたらしい地下には、今はこの地に住む者の命を支える物が貯えられている。

大量の水が。

降り注ぐ雨さえも汚染され、地上にある水は飲めなくなった。

それは地下を流れる水であっても同じ事だ。

痛みを伴う雨が降れば、地下まで染み込み汚染されてしまう。

それでも、このビルにある水はまだ大丈夫だった。

上にある建物が無事なように、幾つもの異変を逃れている。

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Reservoir Amulet