護り人.04


ビルの中に入った二人を、変わらない様子の湧碕が迎えた。

「おっ、静嵐と霄瓊ちゃん!相変わらず仲が良いな、このこの!」

賑やかに近付いて来ていつものように静嵐を肘で突く湧碕に、霄瓊は頭を下げる。

「こんにちは。湧碕さんもお変わり無いようで何よりです」

「この前二人が仕留めてくれた食料が、まだ残ってるからな」

「でも、またすぐに必要になりますよね。静嵐と私で行って来ますよ」

霄瓊の言葉を聞いて、湧碕は迷うように言った。

「うーん、それは有り難いけどさ。何かいつも二人だけに働かせるってのも……」

「そんな事、気にしないで下さい。湧碕さんは私達がいない間、ずっと此処を守ってくれているんですから」

「俺がしてる事なんて見張りと狩り位だよ。此処は何故か雨の被害も受けないし」

「でも、ずっと気を張り通しでは疲れる筈です。私達がいる時は休んでいて下さい」

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