護り人.10


『良い娘を見付けたな、静嵐』

確かに、泣いて嫌がる事もせずに自分から動いてくれるのは、手間が省けて助かる。

力を使う時に見せる強さも、戦いの際には役に立つ。

けれど、何かが引っ掛かる。

刻印の力を使えば使う程死に近付くと、霄瓊も分かっている筈なのに。

恐れる素振りを見せずに、自分から動く態度を変えないのは何故か。

考えると、何かが引っ掛かる。

それは霄瓊の独特の気配とも関係があるのか。

この荒廃にも自分の身の危険にも揺るがない心とも。

或いは。

- 71 -






[*前] | [次#]

しおりを挟む

表紙へ

ページ:



Reservoir Amulet