護り人.26
それは気に入らない娘を守らなければならなくなったせいなのか。
今も地下の水底で眠り続ける少女の存在を知ったせいなのか。
それとも。
「わっ、静嵐!どうしたんですか、びしょ濡れじゃないですか!」
急に声がしてそちらを見ると、霄瓊が駆け寄って来た。
心配そうな顔を見詰めて息を吐く。
やはり同じだ、水の中の少女と。
「……静嵐?」
不思議そうに名を呼ばれて目を逸らした静嵐の頬に、そっと布が当てられた。
「風邪、ひかないようにして下さい」
- 87 -
[*前] | [次#]
しおりを挟む
表紙へ
ページ:
Reservoir Amulet