兆し.04
意味有りげに言葉を切った黒曜が、笑みを浮かべて続けた。
「ほら此処二、三日、ずっと送り迎えがあるようじゃないですか」
その通りだった。
先日未来からこちらへ帰って来てから、静嵐は何処へ行くにも一緒にいる。
今日もバイト先を移動する度に、何を話すでもなく隣を歩いていた。
「大切にされているんですねえ。こんな可愛い彼女では、一時も放したくない気持ちも分かりますが」
「あの、そういう訳じゃ無いと思いますけど」
今まで拒絶や殺意には慣れていたが、急にこんな扱いをされては戸惑うばかりだ。
並んで歩いていても、気まずくて仕方が無い。
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Reservoir Amulet