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「…………」

「そ、そんな友達なんて照れるよ、俺……」

そう言ってから、由貴は晴れやかに宣言する。

「よーし!じゃあ俺、今日から静嵐さんの親友になろうっと!」

「…………」

何が照れるだ。

更に関係が進んでいるではないか。

しかし、ようやく分かった。

先程から覚えていた妙な既視感の理由が。

「静嵐さーん!親友なんだし、腹切って話しましょうよー。なあなあ!」

武士じゃあるまいし、切腹してどうする。

それを言うなら腹を割ってだ。

静嵐はそう思いつつ、力無くその場に座り込む。

「ど、どうしました、静嵐!?」

「静嵐さん、シャイだから照れてるんですよねっ。なあなあ!」

『おっ、どうした静嵐。照れてるのか?顔に似合わずシャイな奴だな、このこの!』

今聞こえる筈の無い、遠くにいる自称親友の声が脳裏に蘇る。

そうだ、由貴の雰囲気は何処か彼を思い出させるのだ。

何という事だ。

静かな筈の此処にまで、自称親友が現れるとは。

脱力した静嵐を余所に、由貴と霄瓊は楽しくお喋りしている。

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