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「霄瓊ちゃんっ、この本、何?」

「これですか?バイト先の店長さんに貸して頂いたんですけど」

「『流星戦士★ながレンジャー!!』かー。へええ、面白そうっ」

そこで由貴が何かを思い出したように、がばっと立ち上がった。

「そうだった!静嵐さんと決めポーズの練習しないとっ」

「…………」

「霄瓊ちゃん、そこで見ててくれよなっ!」

「あ、はい。分かりました」

霄瓊が大真面目に頷くと、由貴は再び静嵐の腕を引っ張って立たせた。

「さあ、静嵐さん!主人公として決めて行きましょう!」

「…………」

嗚呼、何故こんな事になってしまったのだろう。

もう主人公じゃなくても構わない。

そんな立場、こっちからくれてやる。

そう思った時、霄瓊が静嵐を見上げた。

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