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「すみません、お待たせしました」

戻って来た霄瓊が、紙の箱を由貴に手渡す。

「お口に合うか分かりませんけど。良かったら、皆さんで」

「おっ、有り難う!まさか霄瓊ちゃんの手作り!?」

「あ、はい。ケーキです。さっきから、作っていて」

霄瓊が食事以外の物を作るとは、何だか珍しい気がする。

そう思った静嵐に気付いたのか、霄瓊が微笑んで説明した。

「本当は昨日帰ってから作ろうかと、材料は用意してあったんです。でも、静嵐がケーキを買って下さったので」

「おおっ、静嵐さん!やっぱり二人でいい感じにクリスマスを過ごしたんですねー!」

「…………」

「隠す事無いじゃないですか、なあなあ!」

本当に。

こんなところまで、思い出させるのか。

どうしてこんな自分を構うのだろう。

わざわざ絡んで来なくても、放っておけば良いものを。

本当に、全く。

何処までも明るくて、お節介で。

けれど。





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