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「初めましてっ、静嵐さん!俺、瑞智【みずち】由貴【ゆき】っていいます!沙羅夢幻想の世界から遊びに来ましたっ!」

きらきらした瞳で、しっぽを振らんばかりの勢いで近付いて来る。

どうしたら良いか分からず眉をしかめた静嵐を余所に、霄瓊が目を見張って言った。

「沙羅夢幻想の由貴さんって……。もしかして、梨藍さんのところの?」

「霄瓊ちゃんっ。俺の事、知ってるのか!?」

「えっ、あの、はい」

霄瓊は由貴と名乗った少年の勢いに気圧されながらも、嬉しそうに答えた。

「ご活躍、常々拝見しております。携帯小説で」

「本当!?何か照れちゃうなー」

「……携帯小説?」

耳慣れない単語を繰り返した静嵐に、霄瓊が目を丸くする。

「ご存知無いんですか、静嵐。私達の事も、携帯小説になっているんですよ?」

「何?」

初耳だ。

誰がどんな風に書いているのだろう。

「静嵐。興味無いのは分かりますけど、それ位は知っておいた方が……。何かあった時に困るでしょう?」

何かとは、どんな状況だろうか。

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