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そこへ、お盆を持った霄瓊が戻って来た。

「由貴さんが持って来て下さったお菓子、有り難く頂きますね」

「おうっ、遠慮無く食べちゃってくれよな!」

お茶を注いで腰を下ろした霄瓊が、ふと気付いたように首を傾げる。

「どうしました、静嵐。何か気になる事でも?」

静嵐は少し迷ったが、尋ねる事にした。

「携帯小説というものは、一体何だ」

「……本当にご存知無いんですね、静嵐」

心底驚いたような霄瓊の後で、由貴が口を開く。

「携帯電話で読む小説の事だって!今、凄い流行ってるんだ!何たって携帯は文明の危機だしな!」

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