03
急に賑やかになった校内に、シキは顔を上げた。
今までも休み時間の度に静まり返っていた学校が目覚めたかのように明るい雰囲気になったが、今度は少し様子が違った。
財布を手に走る生徒や、お弁当を抱えて場所を探す生徒もいる。
(そうか、もう昼休みなんだ)
何人かの生徒がシキのいる中庭に出て来たので、慌てて校舎の陰に身を隠した。
楽しそうにお弁当を広げる生徒達を遠くから眺めて微笑む。
女生徒の姿に重ねるように思い描くのはただ一人の優しい面影。
(世莉ちゃんも今頃お昼を食べてるのかな)
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Reservoir Amulet