03
その後ろ姿が見えなくなり、風が世莉の髪を揺らした。
まさか。
世莉ははっとして家の中に駆け込んだ。
まさか、そんな事ある筈が無いけれど。
まさか、あの人は。
自分の部屋の押し入れを開け、中に入っているダンボール箱から一本のゲームソフトを探し出した。
小学生の頃両親が気分転換にと買って来てくれたゲームだ。
当時はよく遊んでいたのだが、最近はすっかり記憶の隅に追いやられていた。
はやる手でケースを開け、説明書の中の登場人物のページを開く。
「……!」
その中の一人の絵が白く抜け落ちている。
まさか。
まさか、やっぱりあの人は。
世莉は立ち上がると、再び外へと飛び出した。
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Reservoir Amulet