01
どんな夜も、明けない夜は無くて。
夜が明けたら新しい朝が来る。
眩しい程の光と共に。
客席のざわめきが、楽屋まで聞こえて来る。
「緊張してるか?」
ステージ衣装に身を包んだ羽衣の頭を後ろから軽く叩く。
「あ、はい」
羽衣は振り返って頷く。
「そう固くなるなよ。リハは完璧だったんだから落ち着いてやれば大丈夫さ」
あれから数カ月が過ぎていた。
その間に羽衣の為の新曲は完成し、羽衣はバンドに参加する為に練習を進めていた。
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Reservoir Amulet