05
「どうした、固まって。まさか具合でも悪いのか?」
「きっと疲れているんですよ。あれだけ集中して弾いていれば。幸希さんだってライブの後は、いつもごろごろしてるじゃないですか」
「それは違うぞ。俺はライブの後以外でも、時間があればいつだってごろごろしてるからな」
「……胸を張って言う事ですか?それって」
仲が良い二人の会話を聞いて、僕はようやく思考力を取り戻した。
ステージの上では凄く輝いて大きく見えたけれど、こうしているととても身近に感じられる。
「貴方にも、何か伝えたい事があるんですね」
不意に羽衣に話し掛けられてはっとした。
思わず見詰めた瞳は優しくて。
同時に痛みを知る光もあった。
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Reservoir Amulet