solitaryfight.06
「いつか僕に仇なす者が現れるのを見越して、君達を雇った。大碓【おおうす】、響【ひびき】」
二人に目を向けて、再び微笑む。
「君達の活躍の場があるかは分からないけれど、待ってみましょうか。彼等が勝ち上がって来るのを」
そうして見極めようか。
彼女が何を思い戦っているのか。
恨みや憎しみではないのならば、一体何を抱いてあそこにいるのか。
命を賭けてまで。
どうして戦いに出たのか。
迷いの無い、強い瞳で。
そこに宿る光は見る者全てを射抜くようで。
紫陽は微笑んで彼女を見詰めながら言う。
「面白いですね、非常に」
あの瞳にどんな世界を映しているのか、興味深い。
何の為に誰の為に強くなるのか。
まだ幼い少女が、どうして戦うのか。
知りたくなって来る、どうしても。
今、彼女の心を占めるのは何か。
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Reservoir Amulet