solitaryfight.08


「でも、皆だって疲れてるのに私が先に休むなんて……。沢山助けてもらっているのに」

「何言ってるんだ、女性と子供は守られて当たり前なんだぞ。あんたは両方を兼ねてるんだから、つまらない事を気にするな。焦っても仕方無い。休むのもあんたの仕事だ」

頭に手を置いて蒼が言うと、少ししてから華憐は頷いた。

「うん、分かった」

立ち上がるのに手を貸しながら、蒼はこの少女の瞳に思い詰めたような光があるのを見た。

自分達を心配させないようにだろう、普段は滅多に表に出す事は無い。

けれど、ふとした瞬間にそれは表れる。

ゲームに勝ち進む度、時が経つ程にその瞬間は増えて行くように思えた。

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