solitaryfight.09


(それは俺も同じか)

そう考えて、蒼はふっと自嘲気味に笑った。

焦っても何にもならないなんて偉そうな事を言いながら、本当は。

「蒼?どうしたの?」

はっと我に返ると、華憐が心配そうに見上げていた。

「何でもないさ。ほら、早く寝ろ」

華憐の部屋に入り、ベッドに横になるのを見届ける。

「じゃあ、お休み。良い夢見ろよ」

「うん。蒼もしっかり休んでね。夜遊びは程々に」

「分かってるよ」

相変わらず年齢にそぐわない大人びた口調に苦笑しながら、部屋を出てドアを閉める。

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