dreamland.13


このレストランはテーブルごとに仕切られていて他の客に話を聞かれる心配も無く、料理の味も良いのでよく来ている。

二人は窓際のテーブルに案内され、向かい合って座った。

「何にしますか?食事代は俺が出しますから、好きな物を選んで下さい」

メニューを広げて尋ねると、華憐は長い髪を後ろで緩く束ねながら言った。

「有り難うございます。ではお任せします」

「何か嫌いな物は?」

「特にありません」

「分かりました。じゃあ飲み物は……」

さすがに自分と同じワインという訳にはいかないだろうと思ってメニューをめくる。

「コーヒー、紅茶、他にもジュースとかありますけど」

「紅茶にします」

蒼は頷いてブザーを押し、やって来た店員に注文をした。

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