solitaryfight.29
夜が更けてから、華憐は約束通りに蒼の部屋のドアをノックした。
中から返事があり、少ししてからドアが開く。
「ああ、ちゃんと来たな」
「うん。約束したから」
「そうだな。じゃあ中に入れよ」
部屋の中は暗く、月の光が窓から射し込んでいる。
「うわっ。蒼、デスクの上が滅茶苦茶だよ!?」
「あ、ああ。ちょっとな」
「もう、ちゃんと片付けなきゃ駄目だよ。こんな事なら今日、蒼の部屋も掃除するんだったよ」
「冗談じゃない。プライベートの物を掻き回されてたまるか」
- 137 -
[*前] | [次#]
しおりを挟む
ページ:
Reservoir Amulet