solitaryfight.30


その言葉に、華憐はむっとして振り向いた。

「掻き回すんじゃなくて、整理するの」

「掃除の話はどうでもいいんだよ。ほら、とっとと外に出ろ」

「外?」

蒼に促されるまま、大きな窓からベランダに出る。

少し肌寒い夜気に目を細め、ふと手すりの側に置いてある望遠鏡が目に止まった。

「蒼、前からこれあったの?」

「いや、それは今日片付けた物置から出て来たんだよ。壊れていたんだが、何とか直せそうだったからな」

「直したの?凄い。器用なんだね。だからデスクの上がいつも以上に散らかってたんだね」

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Reservoir Amulet